最近ガソリンって高いですよね。燃料費が高騰しているためで、逆に電気代も上がってきてますが。。。
さて、そんな中ガソリンの消費量を少しでも減らしたいので燃費よく走るコツを少しまとめてみます。ガソリン車とハイブリッド車では扱いが若干異なるのでそれぞれの項目で説明していきますね。
ガソリン車で燃費よく走るコツ
発進時はゆっくりと加速する
今ほとんどの方はオートマチック車を乗られていると思うのでそれ向けに説明します。
オートマチック車(ステップATやCVTなど)には必ずと言っていいほどトルクコンバーターが付いています。略してトルコンですね。これはエンジンとタイヤを繋げるもので、停止した時に同時にエンジンを止まらないようにしたりとか、ブレーキを離すだけで徐々に動いてくれるとか、そのあたりの非常に重要な役割を果たしてくれます。
実はこれ、停止中はタイヤとエンジンの間で滑り続けていて、動いているときは滑らずにつながっているという感じになっています(実はもっと複雑ですがざっくりとこんな感じです)。停止中に滑っているのに急加速するとどうなるかといえば、滑ったまま加速していくわけです。そうなると動力がタイヤに伝わらずに無駄になってしまいます。
なので急加速せずにトルクコンバーターがつながるまではゆっくり加速するのが燃費のいい走り方です。トルクコンバーターしっかりつながる(ロックアップという)のは車種によってまちまちですが、だいたい20km/hまではゆっくり加速するのがいいと思います(20km/hまで5秒とか言われています)。それが終わったら少し踏み込んでスムーズに加速していきましょう。
速度が乗ってきたら速度一定アクセル一定
目的の速度まで加速できたらアクセルを戻し速度が一定になるようにアクセルも一定に保ちます。アクセルを踏んだり離したりするとコンピューターが「加速だ!」「減速だ!」と勘違いして無駄に燃料を使いますのでアクセルワークは慎重にします。もしクルーズコントロールがあれば利用するのも考えてみてください。
高速道路では隊列走行
高速道路で自動車の燃費を悪くしている大きな要因の一つが空気抵抗です。空気抵抗は速度が上がれば上がるほど一気に増えていきます。空気抵抗をなくすため、時間に余裕があれば大型トラックや観光バスなどの後ろを付いていってください。空気抵抗が減少しアクセルの踏み込む量も減ると思います。(十分な車間距離を確保し、安全に走行してください)
近年ではトラックの燃費を高めるため自動運転による隊列走行も実験されています。
減速時には素早くアクセルを戻す
基本的に今の自動車はアクセルを離すと燃料噴射をカットしてガソリンを使わずに惰行運転できるようになっています(暖機運転中など一部の条件下では機能しません)。燃費計が付いてる自動車でアクセルを離すと99.9km/Lとか出るタイミングがあると思いますが、その時には燃料噴射をカットしています。
信号が赤になったら素早くアクセルを離し燃料を消費しない状況を作り出すことが重要です。ただしアクセルを早く離しすぎると停止線までに減速しきってしまうので、アクセルを離したら停止線のところでいい感じに減速していくタイミングを探すのが重要です。停止線直前くらいで20km/h以下になってたら十分でしょう。
まとめ
ガソリン車において重要なのは以下の運転方法です。
- 加速時は動き出すまでアクセルは弱めに(20km/h まで5秒を目安)
- 速度が乗ってきたら速度一定アクセル一定
- 高速道路では隊列走行
- 減速時には素早くアクセルを戻し、燃料カット!
次回はハイブリッド車についてご紹介します。